東京都足立区扇の畳屋さん
葉本畳店
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紋縁の施工

紋縁(もんべり)とは、お寺や床の間等に良く使われる畳縁です。

紋縁畳

紋縁を割いている所
通常の紋縁は、紋の大きさが微妙に違うので、
このように割いて隣の合わせの畳に使用します。
(三つ紋の画像)

製造時期の違いなどで、
1畳の長さ(一間約180センチ程度)で1紋4センチ程度中紋で、
紋の数が、一、二個違ったり、紋が歪んでいる事もしばしば。
それを修正したり畳の大きさに合わせて調整したりして使うため
普通の畳よりも手間がかかる仕事になります。

最終的には、四つの畳が当たる所は、
この様に揃う様にします。
紋縁の四つ井部分紋縁の敷き合わせ
紋縁畳敷き込み後
こちらの画像の紋縁の畳は、丈3間(3畳)×巾2間半(5畳)の15畳です。

紋縁の弧
お寺さんの場合5間半(縦に5枚と半畳)の所へ畳5枚で納める場合も有りますし、
変形や丸い柱等の切りかけ、
畳の巾や長さが特注の場合が有ります。

この様な紋縁を使用した畳の場合は、一般の家の畳とは違い畳の枚数で金額を決定する事ができないんです。

二畳台(略式)

紋縁の大きいシート
これは二畳台の様な時は、このようにシート状の
筋無しという物を割いて使います。
二畳台の角を閉じている所
この様に角は、木綿針やくけぬい様の曲がり針等を使って、
閉じていきます。(裏面の角) 上面一紋

側面三紋
下面一紋
完成です。
二畳台完成二畳台完成の角

二畳台
上面二紋
側面三紋
下面一紋

円形二畳台

心材に板を入れ柱を立てた、本格的な円形二畳台を作ってみました。
円形二畳台

上面と土台の繋がり部分です。
円形二畳台心材
畳床を切っている所です。
この後、
切り口を整えた後に板を糸で締めた物を2枚作り、
上下で縫い合わせ柱を立てます。
板と畳床の段差をい草にてなだらかにした物が、
心材となります。
円形二畳台絎け
上面のゴザと下部の台部分を絎けて繋げて完成となります。
上記画像は絎ける前です。

詳しくは、ブログおもしろ畳!?の円形二畳台も合わせて見て下さいね。


略式円形二畳台

円形二畳台(飾り畳)
直径を60センチ弱と制約されての作成
 使用状態

表面(綿入り)
裏面(綿無し)
円が小さくなるほど、縁の外周と内周の差が大きいいので、紋に歪みが出たりしますので、
それを分からない様に造作することが難しい所になります。

紋縁の飾り畳

紋縁の飾畳

紋縁表角表面角部分

裏側を閉じている所
裏側を閉じている所紋縁裏角裏面の隅
飾り畳の裏飾り畳の裏面

紋縁飾り畳
飾り畳は、一級建築士事務所様からのご依頼で、
都内相撲部屋一階の稽古場脇に設置しました。

詳しくは、ブログ「おもしろ畳!?」有職


指定寸法にて作成

茵(しとね)朱の飾り畳

茵朱飾り畳
茵朱を使った飾り畳 84センチ×84センチ×11センチ

茵朱飾り畳の角1茵朱飾り畳の角2
茵朱飾り畳の角

茵朱飾り畳の裏面角
茵朱飾り畳の裏面角

おもしろ畳!? 茵を使った飾り畳

繧繝縁(うんげんべり)の飾り畳

繧繝縁5号の飾り畳繧繝縁の隅
大きい柄の繧繝縁5号を使った飾り畳 78センチ×78センチ×11センチ

板入れ繧繝台座二方縁と親王台
四方板入れの本格的に作った繧繝縁(二方縁)の台座です。
台と上面のゴザは、柄を合わせて絎けてあります。
親王台の方は、古い物から新しく張替えした物です。
親王台の張替えは本来の作り方に近くなる様に、繧繝の柄を合わせたりしますので、
新規を購入するよりも高価になりますが、お雛様がすごく豪華に見えると思います。

繧繝飾り畳繧繝縁の飾り畳
繧繝縁の飾り畳

おもしろ畳!?繧繝縁の飾り畳

繧繝縁1号四方縁飾り畳

90センチ×90センチ×10センチ
畳表は和紙表使用
裏面は滑止めーシート加工

繧繝四方縁台座
この飾り畳は、撮影用で女性でも移動できる様にと軽く作りました。

繧繝4号の台座 張替え
4号繧繝台座
この台座は張替えの依頼でした。
ワラの畳床に上下面とも板が縫い付けられておりましたが、
長い期間使用されワラ床も柔らかくなり糸が緩み、板もガクガク床もヘロヘロで寸法もガクガクしたので、
板を外し畳表を1枚足して畳床を裏締めし寸法がしっかりする様に板を縫い直しました。
畳表はカビが生えづらい熟成表を使用。
繧繝の縫い方は本式ですが、角の合わせ方は、本来の合わせ方ではなく角の色が同じになるように配置しました。

御茵(おしとね)

御茵
鏡(白い部分)額(青い縁分)に綿を入れ
ふっくらとさせて作ってます。

御茵の裏隅部分
裏の角部分

この御茵は、練習で作った物ですので、本来の材料では無い物を使用しております。

拝敷

四天付き拝敷

略式拝敷き四天付き

拝敷表面全体
表面です。

は維持機裏面の墨
裏面です。

表面の紋2個分の幅の平刺しを裏面に出ない様にしました。

半畳の拝敷はおもしろ畳!?ヘアップしてあります。

本式拝敷き四天付き

本式 拝敷き四天付き拝敷き四天部分
こちらは、本式造作にて作成したものです。
平刺しや返しの縫い糸を裏面に出す本来の縫い方です。

四天とは、四天王のことで東西南北の四方を守護する四神のことです。

東に持国天王  (冶国安民)
西に広目天王  (千里眼)
南に増長天王  (万物の生と知識を生み出す神)
北に毘沙門天王 (北方の仏の道場を守り、常に説法を聞いているので多聞天ともいう)

畳表1〜3枚程度で、礼拝の座具となるもので、四天における紋の数については、7・5・3紋で表す。
7・5・3というのは人生の厄年を表す数字で、それを払うために四天をつける。
場合により、7・5・3以外の数で四天を表しても役目に支障はない。

四天付拝敷の紋数にはいろいろな仕様があります。
(TTMホームページより抜粋)

拝敷

半帖拝敷 四天無し
半帖拝敷 四天無し
裏面も同じ様に閉じております。

登高座(とこうざ)に使われている敷物。
高座用紋縁薄縁
ダイケン黄金白表を使用しております。
この敷物は今までの登高座に付属の物より紋は上手にできましたが、
角の紋が丸くなっておりません。
現在は、この様なサイズでも調整して角の紋を丸く作成する様にしております。

床の間 

流備表(りゅうびんおもて)床の間に、良く使われる畳表です。

龍鬢畳表上から通常の畳表、赤流備小目、青流備中目

一般的には、紋縁等を両縁付けにして、
薄縁として格式空間をあらわす造作にされています。

流備表は、目幅の大きさによって、
画像下 大目(3.6センチ)
画像中 小目(2.2センチ)と
画像上 引目(一般的な畳表)
他には画像がありませんが中目の3種類が有ります。
床の間の大きさによって使い分けてます。

今迄、龍鬢表という表記にしておりましたが、
流備表という表記に変えました。

●赤流備

夜露で湿らし、天日で何度もさらして、
赤く発色させたイグサで織り上げた物

置物をどかしても日焼けによる差が出ないです。

●青流備

天日でさらさずに、青味を残したままのイグサで、
織り上げた物。

両端の止め
この様に表の両端は糸で絡めて、
解れ無い様にします。
上画像は関東式です。
結び方は、巻き結びとか、インクノットと言う様です。

この他に京都式の「からくり」と いう絡め方が有ります。
その絡め方は、京都式の畳や有職畳の作成には絶対に必要技術であり、
しっかりと結ばれます。
現在は、必要に応じて京都式にてからくります。

幅を落としている所
幅を包丁で切っている所です。
通常の畳の場合はピンと畳表が張ってあるので、
定規を使って切る事が出来ますが、
この様な場合は、包丁で切っていきます。

手縫いしてます。
床の間完成1床の間完成2
完成です。

長さ一間半(約2.7メートル)の床の間です。
青流備(中目)
床の間 瀬田様
足立区本木 瀬田様
2017年に赤流備(小目)張替え

紋縁小物 円形、六角形

紋縁円形畳

紋縁の余りが有りましたので、作ってみましたが、
紋縁の長さが短くしかも、紋の数が奇数で割付、しわ取りに苦労しました。

現在は、家のお線香を立てる器(香炉)の下に敷いてます。

鐘小台

表面裏面
この様な六角形を練習として作ってみました。
紋の出し方は、いくつか有りますが、この出し方にしました。

作成の感想ですが、
苦労度は下ごしらえに5割、裏面の角を閉じるのに4割、平刺し1割という感じでした。
平刺しは縫う距離が少ないのであっという間でしたが、
角は、表裏の角合計12ヶ所を木綿針で地道にチクチクと・・・。
このような物を作り始めた頃の物です。
角曲がってますし、紋が上手く合ってません。w(:_;)w

紋縁の種類

左から
大紋(だいもん)、中紋(ちゅうもん)、七宝(しっぽう)、小中紋(しょうちゅうもん)、小七宝(しょうしっぽう)、桐紋(きりもん)、
小紋(しょうもん)、立枠(たちわき)、繧繝縁(うんげんべり)、茵縁(しとねべり)
小紋は九条紋(くじょうもん)とも言います。
紋縁の種類

繧繝縁は、この4種以外にも正絹などもありますが、
雛人形等で使われているタイプは手に入るものは限られます。

おもしろ畳!?の「有職?」と「有職」も合わせて見てみてくださいね。

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